スキンケアの基本 正しい方法と基礎化粧品の選び方
ブランド品の化粧品は必要か?
正しいスキンケアをするには基本に忠実に、毎日継続的にすることが大事です。
値段やブランドではなく成分や品質、自分の肌質に合ったものを選ぶ事をオススメします。
そもそもスキンケアとは?
「スキンケア」日頃よく使い目にする言葉。
直訳すると「お肌の手入れ」ですが、今毎日行っているあなたのお手入れはそれがベストなのでしょうか?
そもそもスキンケアの目的は「健康で潤いのある美しいお肌」にすること。
そのためには自分に合った基礎化粧品を使い、正しいスキンケアをする必要があります。
世のなかにはスキンケアアイテムが無数に溢れていて「保湿」「キメ」「ハリ」「しわ」…。など目的も様々。
コスメランキングなどで取り上げられる商品についつい手を伸ばしてしまいがちですが私たちの肌もまた多種多様です。
いくら芸能人が「これはオススメ!」と絶賛してもそれが万人にとっていいものであるかは分かりませんし、効果があるかも未知ですね。
正しいスキンケアの基本 〜朝〜
手順① 手を洗う
手順② 洗顔
手順③ 化粧水
手順④ 乳液またはクリーム
手順⑤ UVケア
手順⑥ 手を洗う
手順⑦ クレンジング
手順⑧ 洗顔
手順⑨ 化粧水
手順10 乳液またはクリーム
正しいスキンケアの基本 〜朝〜
スキンケアの方法は朝と夜とで少し異なります。
忙しさにかまけて雑になりがちな朝のスキンケアですが乾燥や紫外線にこれから1日さらされるお肌を守る為にとても大切です。
基本のシンプルスキンケアの方法を手順ごとにご紹介いたします。
手順① 手を洗う
うっかりそのままお肌に触ってしまいそうですが、先ずはキレイに手を洗いましょう。
あちこち触ることの多い手は寝ている間にも雑菌の繁殖が絶えません。
朝の目覚めの洗顔でそのままの手で肌に触れると雑菌を塗り付けることになります。
スキンケアの前には手を洗うのが「基本」です。
手順② 洗顔
手がキレイになったら次は洗顔です。夜ケアに使ったクリームや眠っている間に分泌した皮脂、汗やホコリなどがついて朝の顔も思った以上に汚れています。
先ずはキレイに汚れを落としてから…。
洗顔料をしっかり泡立ててから「泡で優しく洗う」ことを意識してモコモコと泡立てながら優しく洗います。ゴシゴシするとお肌を傷つけてしまったり、乾燥を招いたりしてトラブルを招きます。洗い終えたら泡が残らないようにしっかり丁寧にすすぎをしましょう。
中には「朝に洗顔料を使うとうるおいまで奪われてしまう」という人も。
乾燥ががきになるのであれば、肌に優しく洗顔力の強すぎない洗顔料を選んでみてはどうでしょうか?
敏感肌の人で水道水を刺激に感じるのであれば、ちょっとだけ奮発して精製水を使うのもあり。
手順③ 化粧水
キレイに洗いあがったお肌の角質層まで、しっかりとうるおいを届ける大切な化粧水。
化粧水で肌を整えることで、次に使う美容液などのアイテムを馴染みやすくしてくれます。
一般的に少量をこすりつけるように使うと肌への負担が大きいので、節約せずにたっぷり浸透させるように使いましょう。
手順④ 乳液またはクリーム
化粧水を馴染ませる事で得られた水分を逃さない様に閉じ込めるふたの様な働きをするのが乳液やクリーム。
ベタつく季節や脂性肌の人であれば省略しほうが肌の油分が増えすぎず良いことも。
お肌のタイプや状態などを見て判断しましょう。
また、乾燥しやすい部分にのみ使い皮脂量が多くなりがちなあTゾーンは避けることでてかりを防止出来ます。
手順⑤ UVケア
うるおいをしっかりと閉じ込めたら、最後にUVケア。
一年を通して紫外線は肌に影響があり、シミ、シワ、乾燥の原因に。春夏以外もしっかりUVケアアイテムで守ってあげる必要があります。
アイテムごとに使用量の目安を確認し、適量を塗布しましょう。
正しいスキンケアの基本 〜夜〜
1日を終えた後のスキンケア。眠っている間のお肌の「再生力」をフル活用する為にもお肌の汚れを落としてしっかりと保湿する丁寧なケアが大事です。
手順⑥ 手を洗う
朝と同様に先ずはほこり・汚れ・雑菌を落とす為に手をキレイに洗いましょう。
手順⑦ クレンジング
メイク汚れが肌や毛穴に詰まったままだとくすみや黒ずみ、お肌のザラつきなどの原因になります。クレンジングはしっかり丁寧に。
洗い流すタイプ、拭き取りタイプ…。ラクスチャーもオイルやリキッド・乳液・クリーム・ジェルなどクレンジングには色々な方法と種類がありますね。
洗浄力や洗い上がりそれぞれにメリット、デメリットが有りますが、お肌のタイプや使用感の好みなどはそれぞれなのでお肌のタイプ・好み・メイクにあった種類から選んでくださいね。
大きく分けて
・オイル…しっかりと落としたい人
・乳液、クリーム…ナチュラルメイクの人
どの方法にも当てはまるのはゴシゴシこすらない様にすること。摩擦は肌に負担をかけてしまいます。
手順⑧ 洗顔
夜の洗顔も方法は朝と同じでたっぷり泡で優しく洗います。
ですが、クレンジング後の洗顔(ダブル洗顔)なのでお肌のうるおいや必要な油分を奪い過ぎてしまうこともあります。
洗浄力が強すぎない、優しく洗える洗顔料を選びましょう。
クレンジングの中にはダブル洗顔が不要のものもありますが、汚れにはほこりや汗、古い角質などの(水性の汚れ)とファンデーションや皮脂などの「油性の汚れ」の2種類があります。
クレンジングは油性の汚れを。洗顔は水性の汚れを落とすものですからダブル洗顔で両方の汚れを落とすことが基本です。
手順⑨ 化粧水
クレンジングと洗顔がしっかり出来ていれば化粧水が肌に浸透し易くなります。
たっぷりの水分を与えて潤わせるためにも適量をじっくり丁寧に馴染ませましょう。
無駄にたくさんつける必要はありませんが少なすぎると乾燥を招きます。
化粧水をつけるコツは手のひらでぎゅっと抑える様に馴染ませること。ゆっくり丁寧に。
次第に感触が変わり手のひらに吸い付く様になれば上出来です。
乾燥が特に気になる場所は重ね付けをすると効果的です。
手順10 乳液またはクリーム
こちらも朝のケアと同様に浸透したお肌の水分を寝ている間に逃さない為に乳液やクリームで表面に適度な油分を与えましょう。
乳液、クリームは水分を閉じ込めておくベールになります。
乳液・クリームはお肌の乾燥具合、使用感の好み、季節で使い分けるのがオススメです。
また、過度な油分はかえってお肌の負担になり、ニキビなど肌のトラブルの原因になります。
Tゾーンは量を控えめにするなど調整をしていきましょう。
肌タイプ別:基礎化粧品の選び方
人それぞれ肌タイプが違います。皮脂や水分量から大きく「普通肌」「乾燥肌」「オイリー肌」「敏感肌」の4つに分けることが出来ます。さらに乾燥とオイリーが一緒になった「混合肌」を加えて5つに分類されています。
肌タイプ別:普通肌
水分と油分のバランスが良い為、カサつきやテカりの肌の悩みが比較的少ない羨ましい肌タイプです。
このまま保湿と適度な油分を補給していくことで健やかな肌を保つことが出来ます。
美白ケアやシミ対策を積極的に取り入れていくと更なる美肌に。
肌タイプ別:乾燥肌
空気の乾燥する秋から冬にかけては勿論、一年を通して肌が乾燥しやすい肌タイプ。
水分量も油分も少なく潤いが不足気味です。
摩擦なども乾燥を招くのでスキンケアでお肌に触れる時も慎重にし、肌に優しく高保湿なアイテムを選びましょう。保湿効果が高い成分としてはセラミドやヒアルロン酸が有効的です。
お肌に水分が入りにくい時はブースターを特に乾燥しやすい目元、口元などは専用のポイントケアのアイテムをプラスするとよいでしょう。
年齢を重ねると皮脂分泌量などが変化するため、こちらの乾燥肌タイプが多い傾向です。
肌タイプ別:オイリー肌
うるおいは十分に足りているけど肌の皮脂量が多くベタつきやテカりの悩みがある方はオイリー肌かもしれません。比較的若い世代に多く見られます。
皮脂の「過剰な油分」を取り除いて肌の状態を整えましょう。
ただし、洗顔時の洗いすぎは逆に必要な油分まで取り除いてしまい、肌を守ろうと更に過剰な皮脂が分泌される悪循環に陥ってしまいます。
先ずは丁寧な洗顔が大事。
それから「ビタミンC誘導体」などの成分を含んだ化粧水などで皮脂の分泌を抑えて毛穴の開きを防ぐと良いでしょう
大人世代にとって一見オイリー肌と思っていても実は肌表面はベタついて、内部はうるおいが足りていない、いわゆるインナードライ肌の場合も有ります。
肌タイプ別:敏感肌
肌がデリケートで外部からの刺激に反応しやすい肌をまとめて敏感肌と言います。
アレルギーがあったり生まれつきの肌質であったりまた生理などリズムによって敏感になる肌であったりといろんなケースが含まれます。
そのため一概には言えませんが低刺激のアイテムや無添加のもの、ドクターズコスメなど肌の刺激の少ないものを使いましょう。事前にトライアル「試供品」を使ったりパッチテストをしたりすれば安心ですね。
肌タイプ別:混合肌
混合肌とは顔の中でも部分的に乾燥しているゾーンとベタつきやすいゾーンが2つ存在しているお肌タイプ。
特に乾燥しやすいのはUゾーンや目元、口元あたり。ベタつくのはTゾーンというのが一般的です。
乾燥することによって、肌を守ろうとする作用が高まることから皮脂が過剰に分泌されると考えられています。この場合のケアは保湿を大事にしましょう。
スキンケアで肌にうるおいを与えることで崩れやすい水分と油分のバランスを整えましょう。
保湿のための化粧水は乾燥肌と同じうるおい成分の高いものを選ぶのがベストです。乳液やクリームはゾーンによって量を調整したりさっぱりタイプや軽めのものを使うなど工夫してみてください。
お肌の手入れは保湿がカギ‼︎
乾燥肌、オイリー肌など色々な肌タイプがありますが全てのお肌に共通して言えるのは保湿がカギだということ。
お肌に水分が足りていないと乾燥していくのは勿論、うるおいをアップしようと皮脂が過剰分泌されてオイリー肌になってしまいます。
また基礎化粧品を選ぶ時は成分にも注目してください。アルコールには引き締め作用やさっぱり感、ニキビ予防効果などがありますが反対にその揮発性によって肌を乾燥させてしまうリスクも同時にあります。
保湿のためにはアルコールフリーのものを使うといいでしょう。
美肌の為に必要なのは正しい知識
今まで毎日繰り返していたスキンケアですがあなたのやり方は上手に出来ていましたでしょうか?
そして正しい基礎化粧品を選べておりましたか?
出来ていた方はそのまま継続していきましょう。
またこの機会に正しい方法に気づけた方は今日から新しいやり方に変えることが出来ます。
膨大な数のアイテムの中から自分にぴったりのもの見つけるのは簡単ではありません。ですがきちんとした知識を持てば健康的で美しい肌になることはきっと出来ます。
もう一度あなたのスキンケアとアイテムを見直して美肌を手に入れましょう‼︎
それでは。